キモノへの誘い〜和の情熱〜



2004年の夏は記録的な猛暑となりました。

それがゆえに、ビールなどの売り上げが跳ね上がったようです。

暑ければ涼しくするように日常を心懸ける。

これが日本人の日常の知恵です。



しかし、冷たい物は飲めても、涼しい部屋に居れても、

格好だけはままならないとは思いませんか?

勿論、Tシャツとかキャミソールと言われるような涼しげな衣装も有りますが、

多くは、スーツや制服を着用しなければならないのが実情でしょう。



そこで、私は一つの提案をしたいのです。

夏は和服着用を義務化する!

と。


かなり乱暴な物言いでしょうから、以下その理由をば。



1,気候への適応性。

日本は温暖な気候で有り(最近亜熱帯になりつつあると言われますが)、

梅雨に代表されるように、湿気の多い土地です。

とすると、必然的に薄着になりそうですが、決して年中暑い訳ではありません。

ここが、一般的にからっとしている熱帯との違いです。

このベタつく湿気を考えた上で生み出されたのが、着物です。


一度着てみれば解りますが、着物は通気性に優れています。

特に、夏物である浴衣・絽・紗などは、風通しが良いものです。



   
2,TPOをふまえた着こなしが出来る。

そして、、伝統衣装だけあって、フォーマルな印象を相手に与える事ができます。

Tシャツやキャミソールではこうはいきません。

だからこそ、夏の間はスーツ→着物を進めれば、かなり快適に過ごすことが出来るのです!

職場などでも相手に不快感を与えることはありませんし、

そもそも、50年くらい前は洋服の方が少なかったのですから、すぐ慣れるでしょう。



3,意外に動き易い。

そうは言っても、「そんなもの着ていたら動きにくくてかなわない」と仰る方もいるでしょう。

しかし、いわゆる作務衣・甚平などや、今の作業着の原型は和服に通じています。

むしろ、昔の方が体を使う作業が多く、背広(着物)を着る人は少数でした。

着物は動きやすいとは言い難い物ですが、これら動きやすく作られたものも有り、

これらはかなり動き易く、かつ、涼しいのです。



   以上3つの理由で夏は和服を着るべきだと考えます。



   ただ、この「夏は和服着用義務化」案には、欠点もあります。

   それ故に、秋〜春にかけては、洋服で良いとは思います。


多分お解りの事とは思いますが、要は、「着付けが大変」という事に尽きます。

男性はさほどでもないのですが、女性は結構面倒なのです。

勿論、慣れれば女性でも通常の着替え程度の時間で着ることが出来ますが、

洋服と異なり、着方を覚えなければならないのです。


また、価格が洋服に比べて高い、というのも難点かもしれません。

(これに関しては工夫すれば洋服並みにする事は十分可能です)


しかし、洋服のように合わせ方に苦労する事は、通常有りません。

何故かというと、和服はパターンがあって、それを組み替える事はあまりしないからです。


よって、何がなんでも和服を着るべき、とは思いませんし、

私自身、洋服も好きです。


ただ、折角都合の良い服装があるのだから、これを活用しない手は無いと思うだけです。



一頃、和風がブームとなりました。

巷には和風ダイニングとやらが溢れ、建築なども和風の様相を呈しています。

しかし、これを一過性に終わらせるのは悲しいことです。

とりあえず、お手頃な気分で和服はいかがでしょうか?


   まあ、夏は裸で!っていう案も否定はしませんが(笑)

犯罪にならない程度で・・












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